振り込め詐欺の狙いどころ
振り込め詐欺という言葉が出始めて数年経ち私たちにもこういった詐欺があるのだと浸透してきました。
この詐欺に関する特集や報道などあらゆるメディアで取り上げられているにも関わらず一向に被害が減少しません。それはいくら特集をしても新たな手口が次々とでてくるから、また自分だけは引っ掛からないという自信からくるのではないかと思います。
しかし、どんなに手口が新しくなってもある一定の法則がこの詐欺の内容にはあるようでその法則を知ることで回避できるのではないかと思います。
こういった詐欺のターゲットとなっているのは高齢者の女性だと言われていましたが、警察が発表した結果には50代の女性が一番被害にあっているようで、次に40代の女性、60代以上の女性と言った結果になったようです。
これは成人前後のお子さんを持つお母さんをターゲットにして、次に孫がいるおばあさんをターゲットにしているのではないかと思うのですが、いかがだと思いますか?
また詐欺が行われる時間帯については午前10時頃~午後2時頃が一番多いようです。
だいたいは自宅に人がいない時間帯を狙ってかけてくる場合が多いようで、かつ銀行に振り込みに行ける時間ギリギリにかけてきているようです。「今日中に振り込んで」と言われて15時まであと1時間くらいしかなければ慌てて銀行に行きますものね。
こういった状況を踏まえて考えてみても身内の突発的な状態を知らせられるとついつい振り込んでしまうという状況に陥られそうです。
なぜ振り込め詐欺による被害と言うのが減らないのでしょうか?
これは真相心理をついたものだと思うのですが、誰かから電話がかかってきて電話を受けたらその相手に神経を集中させてしまうものです。だから相手が話すことをきちんと聞くような態勢になってしまうのです。
そんな態勢のときに身内から「交通事故にあった」「痴漢で捕まった」「会社のお金を使い込んだ」という連絡とか、警察や弁護士から「示談金が」「緊急を要します」とか言われたらついつい信用してしまいますよね。だって普段無いような出来事が起きてしまってびっくりしますから身内なら何とかしなきゃという態勢になってしまいますもの。
こういうように「聞く態勢」のときに「相手が言う内容」が衝撃的だと冷静な判断をつけることができずに信じてしまうことになってしまいます。これを心理学的に言うと「フォルス・メモリー」と言うらしいです。これは衝撃的な内容によって思考が固まってしまい、ちょっとくらいつじつまが合わなくても相手の言うとおりにしなければならない。しかも時間が無い。じゃなきゃ大変なことになってしまうと言ったことです。
だって家事をしていて忙しい時間帯に子供から「お小遣いちょうだい」と言われても言うことはなかなか聞かないですよね。これは相手の姿をみているからでもあるし、聞く態勢ではないからなのです。
こういったことから騙されてしまうケースが一向に無くならないし、心理をついてくるケースがたくさんでてくるのです。